近視進行予測チェック

小児の近視抑制治療
「マイオピン」

マイオピンイメージ画像

マイオピンは、お子様の近視進行を抑制するための目薬です。これは低濃度アトロピンを用いた治療法で、日常的に使用することで近視の進行を抑えることが期待されます。シンガポール国立眼科センター(SNEC)の研究に基づき開発され、特に小学1年生から中学生までのお子様に推奨されます。

効果と使い方

マイオピンは毎日夜、寝る前に1回1滴点眼します。少なくとも2年間の継続使用が推奨されており、近視の進行抑制効果が期待できます。

  • 近視の進行抑制

マイオピン治療の諸注意

点眼後、7~8時間はまぶしさやぼやけが生じることがありますが、就寝前の使用により日中の生活に影響はほとんどありません。また、すべての点眼薬と同様に、結膜アレルギーのリスクが存在しますが、マイオピンはその頻度が稀です。

ご希望の方へ

近視抑制治療をご希望の方は、受診時にスタッフにお知らせください。初回には検査と診察を行います(保険証・医療証をお持ちください)。治療開始後は1~3ヶ月で検査と診察が必要です。マイオピン処方は自由診療(保険適応外)となります。

マイオピン治療の費用

マイオピンの費用についてはお問い合わせください。

近視進行予測チェック

近視とは?

文部科学省 学校保健統計調査

近視は近くのモノは見えるが、遠くのモノが見えにくい状態です。遠くのモノが見えにくいと、段差に気付かずケガをしたり、学校の教室の黒板が見えにくいため授業についていけないなど、生活の質が著しく低下します。
例えば、裸眼視力0.3未満になると、教室の一番前の机から黒板の文字が見えにくくなります。近視は成長段階で進行しやすいことが知られていますが、近視人口は増加傾向にあります。
左のグラフは、文部科学省が毎年行っている学校保健統計調査のデータを基に、各小学校入学年における視力0.3未満の割合を示したものです。青線が1990年に小学校に入学した群、黄線が2000年入学群、赤線が2010年入学群です。小学校 3 年生に着目すると、2010 年群の裸眼視力0.3未満の割合は、1990年群・2000年群と比べて、1.4倍以上になっています。

将来の視力(予測値)を算出できます

『近視進行チェック』では、年齢・性別・現在の視力から、10年後までの視力の予測値が算出されます。

必須項目

  • 年齢(4歳~84歳)
  • 性別
  • 現在の視力(+5.00D~-10.00D)
  • 見やすくするため、グラフの文字サイズを大きくしています。
  • 特定の個人の結果を示したものではございません。

視力低下を防ぐための生活習慣の5つのポイント

近視は成長期に進みやすいため、視力低下を防ぐための生活習慣を子どもの頃から身につけておきましょう。

  • POINT1
    イスや机の高さを合わせよう

    イスや机の高さを合わせよう
  • POINT2
    外でたくさん遊ぼう!

    外でたくさん遊ぼう
  • POINT3
    本と目の距離は30㎝以上に保とう

    本と目の距離は30㎝以上に保とう
  • POINT4
    明るいところで読み書きしよう

    明るいところで読み書きしよう
  • POINT5
    時間を決めて読書やゲームをしよう

    時間を決めて読書やゲームをしよう