アレルギー性結膜炎
アレルギー性結膜炎は、アレルゲン(抗原:アレルギーを引き起こす物質)が原因で発症します。主な原因はハウスダストと花粉です。ハウスダストには、ダニやその死骸、糞、カビ、人や動物のフケや毛などが含まれ、通年性アレルギー性結膜炎と呼ばれます。一方、花粉症は特定の季節に花粉が飛ぶため、季節性アレルギー性結膜炎に分類されます。
花粉症(季節性アレルギー性結膜炎)
花粉症は、スギやヒノキなどの花粉がアレルゲンとなり、アレルギー症状を引き起こします。春や秋に発症し、目のかゆみ、痛み、異物感、結膜の充血、涙、まぶたの腫れなどの眼症状や、鼻水、鼻づまり、くしゃみなどのアレルギー性鼻炎の症状が現れます。治療には抗アレルギー点眼薬を中心に、症状が強い場合は局所ステロイド点眼薬や内服薬を併用します。また、花粉を避けるための予防策や、花粉の飛散開始前からの抗アレルギー点眼薬の開始が重要です。
通年性アレルギー性結膜炎
通年性アレルギー性結膜炎は、ダニやカビ等のハウスダスト、動物の毛やフケなどで季節に関わりなく起こるアレルギー性結膜炎です。